植物生理若い研究者の会の歴史
・1981年度(札幌)の年会で十数名の有志が集まり,若手の会の発足について話し合った.
・1982年度(松本)の年会は,プログラムに”植物生理若い研究者の会(仮称)”で,会場のみ記載されています。
この年から会が発足しました。
これまでの主な活動内容
植物生理若手セミナーの開催(全5回)
・第一回(1983年11月) 三浦海岸 世話人:小柴共一(都立・理)
小柴 共一(都立大・理)
真核生物の遺伝情報発現をめぐって
石川 秀夫(慶応大・理工)
細胞に針をさしたら...
鎌田 博 (筑波大・生物)
細胞工学をめぐって
小関 良宏(東大・理)
植物培養細胞を用いた生理学研究
峯雪 芳宣(東大・理)
シダ原糸体細胞の成長と分裂における核の定位
赤田 咲子(お茶大・理)
タバコのプロトプラスト及び融合細胞内の色素体の構造変化
佐藤 忍(筑波大・生物)
プロテアーゼ研究と植物生理学
三浦 正幸(都立大・理)
シダ植物胞子発芽に伴うタンパク質合成について・第二回(1984年11月) 慶応大・日吉キャンパス 世話人:鳥光慶一(慶応大・理工)
”植物生理学の社会的応用”をテーマに講演(演者;鳥光慶一・慶応大、小柴共一・都立大、佐藤忍・筑波大、石川秀夫・杏林大)と討論,および懇親会・第三回(1985年11月) 筑波大 世話人:佐藤忍(筑波大・生物)
大屋 俊英(筑波大・生物)
キウリ黄化子葉におけるサイトカイニンの作用
松岡 信(生物資源研)
タバコ葉におけるストレスタンパク質
島崎 研一郎(公害研)
青色光照射による孔辺細胞
山本 直樹(林業試験場)
林業試験場における林木生理学の研究の現状
川崎 信二(生物資源研)
細胞壁糖タンパク質とその生合成について・第四回(1986年7月) 大学セミナーハウス(八王子) 世話人:下河原、朽津(東大・応微研)
渡辺 雄一郎(東大・理)
タバコモザイクウイルスの複製
小野 高明(理研・太陽光)
Cl-, 33kDa タンパク質による,酸素発生系S状態変換の制御
酒井 慎吾(埼玉大・理)
オーキシン結合タンパク質 - 単離精製とその作用について
大森 正之(東大・理)
植物窒素代謝の今,そして未来 - スペイン会議のみやげ話
大隅 良典(東大・理)
酵母を用いたオルガネラの研究 - 真核細胞のモデル系
新免 輝男(東大・理)
緑の筋肉 - 原形質流動のCa2+による制御・第五回(1987年10月) 名古屋観光会館 世話人:川上直人(名大・農)
岡崎 芳次(大阪医科大・教養)
車軸藻類の浸透調節について
拓植 尚志(名大・農)
植物病原菌の宿主選択的病原性
林田 信明(名大・遺伝子)
タバコ葉緑体の未同定遺伝子と未同定タンパク質
松岡 健(名大・農)
異種細胞で発現させたサツマイモ液胞タンパク質スポラミンのプロセッシングと細胞内局在性
中嶋 信美(名大・農)
エチレン生合成経路の調節機構について植物生理若い研究者の会の開催(植物生理学会にて20回、植物学会にて3回)
1983年度 植物生理学会(松山) 高野 誠(京大・食研)
田中 歩(京大・理)
緑化初期におけるクロロフィル合成とクロロフィル-蛋白複合体の形成
佐藤 文彦(京大・農)
植物培養細胞による生理・生化学的研究
竹葉 剛(京府大・教養)
Data Processing1984年度 植物生理学会(金沢) 南 栄一(名大・農)
河野 重行(基生研)
ミトコンドリア核の分裂機構
山口 淳二(名大・農)
カタラーゼを指標としたマイクロボディー変換機構の解析1985年度 植物生理学会(宮崎) 射場 厚(九大・理・生物)、佐藤 忍(筑波大・生物)
塩井 祐三(宮崎医大・生物)
光合成研究における高速液体クロマトグラフィー分析法
伊藤 繁(基生研・エネルギー変換)
生体膜反応の研究法1986年度 植物生理学会(仙台) 野村港二(東北大・理・生物)、佐藤 忍(筑波大・生物)
福田 裕穂(阪大・理・生物)
微小管−チューブリン系による植物の細胞分化・分裂の調節
多羽田哲也(北大・理・植物)
コムギヒストン遺伝子の構造と転写1987年度 植物生理学会(浦和) 佐藤 忍(筑波大・生物)
富沢 健一(東大・理・植物)
エンドウフィトクロームタンパク質のcDNAの単離とその遺伝子発現機構の解析
宮崎 厚(筑波大・生物)
トウモロコシ一次根の光依存重力屈性におけるカルシウムの生理的役割1988年度 植物生理学会(大阪) 筒井泉雄(阪大)
高木 慎吾(阪大・教養),Randy Wayne(Cornell大)
光と水の最前線:実験現場からの報告”1988年度 植物学会(岡山) 森安裕二(静岡県立大)、三橋渉(基生研)
作田 正明(お茶大・理)
培養細胞におけるベタシアニン生成
高橋 秀幸(東北大・遺伝生態)
植物の重力生理学1989年度 植物生理学会(名古屋) 林 誠(名大・生化学制御)
小牧 正子(基生研・細胞情報)
シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)の花の形態形成に関する突然変異
中川 強(名大・農・生化)
高等植物チトクロームオキシダーゼおよびその遺伝子の構造と特性1989年度 植物学会(仙台) 広瀬咲子(東北大・理)
根本 泰行(奈良女大)
タバコの色素体核について
川上 直人(横市大・木原研)
緑葉のセネッセンス(老化)にともなう遺伝子発現の変化1990年度 植物生理学会(東京) 坪井 滋(東大・教養・生物)
寺島 一郎(東大・理)
植物の生活における経済性の追求(cost-benefit分析入門)
杉山 宗隆(東北大・理)
植物細胞の分化転換とDNA修復系1991年度 植物生理学会(岡山) 久堀 徹(横浜市立大・理)、川上直人(横浜市立大・木原生研)
和田 雅人(農水省・食品総合研)
海産藻類の細胞膜 ATPase1991年度 植物学会(東京) 山内大輔(都立大・理)
村田 隆(都立大・理)
ホウライシダ原糸体細胞を用いた微小管配向制御機構の解析
小柴 共一(都立大・理)
高等植物におけるオーキシン(インドール酢酸)の生合成について1992年度 植物生理学会(熊本) 久堀 徹(横浜市立大・理)、川上直人(横浜市立大・木原生研)
島崎研一郎(九大・教養・生物)
光による気孔開孔機構1993年度 なし。
1994年度 植物生理学会(つくば) 佐藤 忍(筑波大・生物)、中嶋信美(国立環境研)
関本 弘之(筑波大・生物)
ミカヅキモの有性生殖に関する細胞間情報伝達機構の解析
槻木 竜二(基生研・細胞生物)
プラスチドのシャペロニンとHsp70
小西 智一(京都大・農)
高等植物におけるAcetyl CoA Carboxylase の再発見1995年度 植物生理学会(松江) 中川 強(島根大・遺伝子)、中嶋信美(国立環境研)
中澤 美紀(横浜市立大・理)
エンドウフィトクローム分子の表面露出部位の検索
溝口 剛(理研・植物分子)
高等植物におけるMAP kinase cascadeとストレス応答1996年度 植物生理学会(鹿児島) 阿部美紀子(鹿児島大・理・生物)、中嶋信美(国立環境研)
南原 英司(北大・農)
シロイヌナズナを用いた種子休眠の遺伝学的解析
中野 雄司(理研・植物機能)
葉緑体核様体中の新規DNA結合タンパク質・CND41の構造と機能1997年度 植物生理学会(京都) 石黒澄衛(京大・理)、中嶋信美(国立環境研)
古関(西川)直子(東京農工大・応用生物)
農業分野へ活かすためのブラシノライドの代謝に関する研究
山口信次郎(理研・国際フロンティア)
ジベレリン生合成酵素遺伝子の単離と発現解析1998年度 植物生理学会(札幌) 藤部貴宏(北大・地球環境)、中嶋信美(国立環境研)
玉置 雅紀(名大・生物分子応答研究センター)
植物の形態形成過程におけるホメオボックス遺伝子の機能
佐藤 茂(三井業際植物バイオ研究所)
アラビドプシスの温度感受性突然変異体を用いた細胞壁合成の解析1999年度 植物生理学会(仙台) 丸山明子(東北大・理)、玉置雅紀(国立環境研)
相田光宏(奈良先端大・バイオサイエンス研究科)
シロイヌナズナを用いた茎頂分裂組織および器官形成機構の解析
大野 豊(日本原子力研究所・先端基礎研究センター)
age; auxin altered gene expression mutants の分離と解析2000年度 学際シンポジウム 「遺伝子組換え作物をめぐる諸問題と社会・政治・経済」
宮田満(日経BP社) 「組換え食品を昏迷させる7つの幻想」
蔦谷栄一(農林中金総合研究所) 「日米欧の農業生産・貿易構造とGMO」
白幡洋三郎(国際日本文化研究センター)「文化問題としての遺伝子組換え」
中澤港(東大大学院医学系研究科) 「人類生態学の視点からみた遺伝子組換え技術」2002年度 植物生理学会(岡山) 玉置雅紀(国立環境研)
深城英弘 (奈良先端大・バイオサイエンス研究科)
オーキシンを介した側根形成に関する分子遺伝学的研究
立木美保(農業技術研究機構・果樹研究所)
ACC合成酵素のリン酸化に関する研究2003年度 植物生理学会(近畿) 玉置雅紀(国立環境研)
田畑和文(豊田中央研究所)
植物のアスコルビン酸生合成と生理機能上野宜久(名古屋大学大学院 理学研究科)
細胞分化制御因子ASYMMETRIC LEAVES 2の解析
2004年度 植物生理学会(東京) 玉置雅紀(国立環境研)、河野智謙(北九州市立大)
加藤新平(農業生物資源研究所 生理機能研究グループ)
病傷害ストレス応答におけるカルモジュリンを介した情報伝達機構の解析加藤壮英(奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科)
シロイヌナズナ花茎の形態に異常を示すfiz変異体の解析
2005年度 植物生理学会(新潟) 河野智謙(北九州市立大)、玉置雅紀(国立環境研)
Manabu Ishitani(International Center for Tropical Agriculture)
CIAT strategy forintegration of genomics approach with traditional
breeding towards crop improvement.
藤巻 秀(日本原子力研究所 高崎研究所)
植物の「血のめぐり」を可視化する? 植物ポジトロンイメージング技術
を応用した研究の展開 ?
来須 孝光(東京理科大学)
イネの電位依存カルシウムチャネル候補遺伝子(OsTPC1)の同定と
機能解析
2006年度 植物生理学会(つくば) 河野智謙(北九州市立大)、玉置雅紀(国立環境研)
稲葉 丈人(岩手大学)
葉緑体へのタンパク質輸送機構とその生理的意義
嶋村 正樹(地球環境産業技術研究機構)
陸上植物における細胞分裂機構の多様性と進化2007年度 植物生理学会(愛媛) 河野智謙(北九州市立大)、古市卓也(名古屋大学)
植物の塩ストレス応答のソース・シンク関係からの解析
Ali Ferjani(Graduate School of Science, The University of Tokyo)
Compensation syndrome: An emerging evidence of coordination between cell proliferation
and expansion in organ-size control
植物の細胞死誘導因子のスクリーニングと機能解析