研究室概要
中澤研究室は、2004年度より本格的な研究室活動を開始しました。化学および工学を基礎として、バイオメディカルエンジニアリングの観点から、培養細胞を利用した新しい健康・医療技術の開発に取り組んでいます。また、企業や他大学との共同研究を積極的に進め、幅広い分野への展開を図っています。
本研究室では、単に知識やスキルの向上ばかりでなく、思考力や問題解決力、プレゼン力なども身に付けることを教育の方針としており、研究活動を通して幅広い人間力を育成することを目指しています。卒業生の多くは、化学系やバイオ系の企業や研究所へと巣立っています。
研究概要
再生医療や細胞アッセイなどを支える培養技術では「培養下において細胞が本来有する特性をいかに発揮させるか、あるいはいかに制御するか」が重要な課題の一つです。この取り組みとして、現在、増殖因子や細胞外マトリクスなどによる細胞刺激、機能性材料や灌流培養による培養環境の改善、共培養による細胞間相互作用の向上、三次元培養による生体類似構造の構築などが活発に行われています。
我々の研究室では、材料化学や微細加工などの技術を駆使して細胞を取り巻くミクロ培養環境を積極的に制御する技術を開発し、細胞の特性や挙動を制御することを試みています。そして、これらの技術をもとに、再生医療、細胞アッセイ、生命現象の解明などの研究へと展開しています。
詳細は「研究テーマ」をご覧下さい。
学生募集
中澤研究室では、北九大の学生ばかりでなく、他大学からの学生も積極的に受け入れています(大学院への受入)。「バイオマテリアルに興味のある人」「細胞操作をやってみたい人」「工学的アプローチによる再生医療や創薬研究などに興味のある人」などは是非連絡して下さい。