■学科・研究科の教育理念■

 環境化学プロセス工学科及び環境バイオシステムコース・環境化学プロセスコース は、21世紀に人類が直面する環境問題を解決するため、自然界・環境と調和する有効な科学技術・システムの開発を目指しています。また、化学、バイオテク ノロジーをツールとしてプロセス工学が持つ環境問題解決の無限の可能性を開拓し、自然環境に調和した新素材の開発や、資源の有効利用・物質の「高度」リサ イクル技術(物質循環システム)の開発をするとともに、高度な専門的知識を活用できる人材、優れた研究開発能力を備えた人材、学際的かつ複合的な視点から 国際的な場で活躍できる人材を育成しています。

 


「環境」を中心とした教育カリキュラム

 環境プロセス工学科の教育システムは「環境」を中心とおき、学際分野に接近できる機会をふんだんに与え、様々な専門分野間の関係を有機的に理解させる講 義・実習等を提供し、多様な視点で自らの感性で考えた成果を発表できる場をカリキュラムの中で多く与えているのが特色です。


 教育科目は大きく分けて「導入科目」、「専門工学科目」、「国際環境工学科目」で構成されています。幅広く深い教養と総合的判断力を培い、豊かな人間性 を養うために「導入科目」には「国際」「環境」「工学基礎」の各分野を設けています。「専門工学科目」では、高度な専門研究者、技術者として必要となる基 礎知識を学びます。知的所有権や環境経営・ベンチャー企業論といった起業意識を植え付けるためのカリキュラムも用意しています。「国際環境工学科目」は、 工学専門知識に根ざした、いわば集大成的な科目です。創造性豊かで、国際性に富み、高度な専門的知識及び技術を習得した人材を養成しています。


 環境バイオシステムコース・環境化学プロセスコースの教育システムは、他大学にありがちな学科積み上げ式の形式はとらず、専門間やコース間の垣根を低く してできるだけ幅広い授業科目の選択が可能な履修制度を導入しています。これにより幅広い知識と柔軟性をもち、なおかつ自立して問題解決する能力を備えた 高度専門エンジニア及び研究者を養成しています。

 

北九州大学 国際環境工学部 環 境化学プロセス工学科
〒808-0135福岡県北九州市若松区ひびきの1-1
093-695-3340(国際環境工学部 管理課)